NICE TV 制作日記
ヤギさんの出前授業in村木小学校
2011/03/02
こんにちは~。制作スタッフのMMです。
今回は、先日取材をさせてもらった小菅沼の地域活性化に取り組むグループの活動についてご紹介したいと思います。
緑豊かな小菅沼の風景。のんびりと草を食べているのは、この地区のシンボルであるヤギさんです。
市街地から車でおよそ20分。小菅沼は、松倉地区にある山間の小さな集落です。現在、65歳から84歳まで、7世帯7人が暮らしています。高齢化と過疎化が進む地域でもあります。
田んぼに現れたヤギさん。数種類の古代米でヤギの形を作り出しました。
自然豊かな小菅沼をいつまでも残したい。
そんな想いで活動しているグループがあります。「小菅沼・ヤギの杜」です。
地区住民、出身者、地区外の有志13人で作るこのグループは“地域活性化”を目標に、特産品作りや体験学習の開催など、小菅沼の魅力をPRする活動を積極的に行っています。
昨年は、古代米の生産と合わせ、左の写真のような田んぼアートも実施しました。
この「小菅沼・ヤギの杜」が最近実施した活動が、出前授業です。「みのりの秋物語in村木小学校」と題したこのイベントは、昨年秋に実施された体験学習がきっかけで企画されました。
元々体験学習に参加する予定だった村木小学校の子どもたちが諸事情により参加できなくなったため、そのフォローとして実施されたのです。
内容は…、人形劇です!
上演中の人形劇
パペットを使って人物を演じます
人形劇は、街に住む子どもたちが小菅沼のおばあちゃんを訪ね、干し柿の作り方や里山での暮らしを教えてもらうというストーリー。
村木小の5年生26人を前に、無事に劇を演じきりました。
かわいいヤギさんがみなさんを迎えてくれますよ~。
劇を上演後、メンバーのお一人が感想を語ってくださいました。
「小菅沼は本当にいいところ。県内でも一番ではないかと思うくらい!実際に足を運んでもらえれば、きっと私の気持ちがわかるはず!」
この方は市外に住んでおられる有志の方ですが、小菅沼のすばらしさに魅せられ、積極的に活動に参加しておられます。
メンバーのみなさんにとって小菅沼は“心のふるさと”であり、地域を想う心が活動の原動力になっています。
「ヤギの杜」の活動はこれからも続きます!