スタッフのひとりごと
年を重ねるごとに、物が要らなくなってきたことに気づく。
子どもの頃から物に愛着を持ってしまう性質で、「手放すなんてかわいそう」とばかりに様々な物を溜め込んできた。
今の家に引っ越してからは、それらを2階に押し込んで1階で生活を続けている。
私にとって階段を上がる目的はただひとつ、物を取りにいくことであり、「取っては押し込む」を繰り返した結果、2階は魔窟と化している。
今年こそすっきりした生活をおくるのだ!
というわけで、年末年始の休暇はほぼ家の片付けに費やした。
始めは本の整理から。
「興味をなくしてから10年経過した本は、きっともう開かない」をポリシーに、仕分けにかかる。
作業は意外とスムーズに進み、小さい段ボールが20箱程になって終了。約500冊である。
本棚にはまだそれ以上の本が残ってはいるが、私にしちゃあ、すごい思い切りだ。
ところが、本以外の片付けが難航した。 15年前のMac用ソフトたち。…今は不要だが、万が一必要になるかもしれない。
おそらくもうやることはないであろうスキューバ・スキー・スノーボード・ギターetc.
でも老後に熱が再燃するかもしれない。
小学校からの通知表や、授業中に書いた落書き入りのノートの切れ端。思ひ出がいっぱい。
こんな細い服、袖も通らなくなって早幾年? でももうすぐ痩せる予定だから、また着る。
特大旅行カバン、もう海外も行かないから使い道なし。いやいや、夜逃げのときに要るかも…
すみません、自分には無理っす。捨てられないっす!! -----
正月中の片付け完了は断念した。
でもきっときれいな部屋になるから、これからは2階も使おう。
ステキなオフィスを目指そう。そして優雅に暮らそう。
…膨らむ妄想を抑えきれず、27インチ(!)のiMacを買ってしまった。
もう、なにがなんだか。
(サラミ)